地鎮祭・安全祈願祭 ポイント解説特集

2023.04.20
お知らせ

地鎮祭とは【土地の神様を祭り、建造物の末永い加護を願う儀式】
安全祈願祭とは【工事の安全や無地を祈願する儀式】です。
普段、関わることが少ないだけに勝手が分からないことも多い祭事ですが、
ご安心ください。
地鎮祭・安全祈願祭について大切なポイントをまとめました。

基本的な【会場レイアウト】とポイント

地鎮祭などは地域によって異なることもありますが、ここでは基本的な【会場レイアウト】とポイントを紹介いたします。

【ポイント①】会場に入る前に

式典会場に入る前に、受付の手水で心身を清める必要があります。
手水桶の水を柄杓ですくい、両手を手水受けの上で洗います。
折半紙台から半紙を取って手を拭き、半紙はくず入れに捨ててください。

【ポイント②】祭壇の設置位置は?

祭壇は南を向くように会場の北側を背に設置します。
東から昇った太陽が西に沈むまで、ずっと祭壇(=神様)に陽の光が当たっている状態にするためです。

会場の場所によっては北側を背に設置できない場合もあるため、その場合は西側を背に設置し、祭壇が東に向くようにしましょう。

【ポイント③】式次第の例

式次第とは、祭事の進行内容を事前に記したプログラムのことです。
会場に掲示した式次第を確認することで、式に参加する全員が祭事の内容や順番を確認することができます。

左図の式次第には、基本的な例になります。
特に定型はなく地方によって異なりますので、経験豊富な当店スタッフや施工会社、神社の方とよくご相談ください。

【ポイント④】鍬入れの儀について

鍬入れの儀とは、神様の前で家を建てるまでの工程を疑似的に行うことで、家を建てる許しを得るという儀式です。
【1、鎌(カマ)・・・設計会社】
⇒整地するという意味があり、盛砂の上の草を鎌(カマ)で刈る動作を3回行います。
【2、鍬(クワ)・・・施工主】
⇒工事のために土を耕すという意味があり、鍬(クワ)で盛砂を耕す動作を3回行います。
【3、鋤(スキ)・・・工務店】
⇒掘った土地をならすという意味があり、鋤(スキ)で盛砂をならす動作を3回行います。


【ポイント⑤】用意するお供物

祭壇にお供えする神饌(しんせん)は下記の7種をご用意ください。
①清酒(一升)
②米(一合)
③塩(一合)
④水(一合)
⑤海の幸(魚、鰹節、するめ、昆布など)
⑥山の幸(季節の果物:みかん・りんごなど)
⑦野菜(【地上にできるもの】キャベツ・キュウリなど【地下にできるもの】芋類、にんじん、大根など)

【ポイント⑥】式場内の座席順位

祭壇に向かって右側が上位、左側が下位となります。
右側には施工主と一般来賓、左側には設計・施工などの工事関係者が着席します。
祭壇に近い方、および式場中央の通路側が上位となります。

祭事当日は席札を張り付けるなどして、参加者の座席を分かりやすくしておきましょう。

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