洗剤はたくさん入れたほうがいいとか、泡に近いと汚れが落ちるとか、ちょっとした思い込みで洗濯機を使用している人も多いはず。でも、そうした“我流”はなかなか通用しません。洗濯機を上手に活用するコツをぜひ覚えて下さい。


洗濯機に洗濯物を入れる時、みなさんはどのようにしているでしょうか?「まとめてそのまま入れるわよ」という方や「汚れがひどいものは最後に入れるわ。だって、洗剤の泡に近いほうがきれいになりそうじゃない」という方がいたら、もう一度、洗濯の方法を見直して下さい。実は汚れのひどいものは洗濯機の下のほう、つまり最初に入れるのがベストなのです。こうすれば、今まで以上にきれいに洗えるようになりますよ。


「洗剤はたくさん使ったほうが汚れ落ちも良くなる」。そう思っている方はいませんか?実はそれは大きな誤解。洗剤には適量というものがあり、それ以上の量を使っても、洗剤の働きがアップすることはありません。むしろデメリットのほうが多くなります。例えば、洗剤がすぐに減ってしまって不経済。すすぎの時に水をたくさん使うことになるので、これまた不経済。おまけに環境に負担をかけることにもなります。また、余分な洗剤が衣服についてアイロンがけで変色する場合も。洗剤は容器などに記されている量を守るようにしましょう。


お湯を使うと汚れ落ちが良くなるということを知って「だったら洗剤を少なくしてもいいんじゃない?」と適量以下に使う方もいるそうです。残念ですが、これも間違ったセンタク(洗濯?選択?)。お湯によって落ちた汚れは、洗剤の力が足りないことから再び洗濯物にくっつくからです。これでは洗濯する意味がなくなってしまいますね。あくまでも適量を心がけて!


洗濯物がたくさん出た時「一気に片付けちゃおう!」ということで洗濯機にドカッと詰め込んだりはしてませんか?最近の洗濯機は大容量に耐えるものも増えていますが、やはり限度はあって、それをオーバーすると洗濯機があえいでしまうことも。目安としては“腹八分目”。最大容量の8割程度が効果的な洗濯につながります。また、洗濯機にはきれいに仕上げるためのいろいろな機能がついていますが、これらも洗濯物が適量であってこそのもの。もし、洗濯物が多い時は数回に分けて洗うようにしましょう。